コトラのカルチャー

「コトラのカルチャー」〜第1回 社内SNSの活用〜

情報共有はコトラにおいて極めて大切です。と言うのは、情報共有によって、フラットで風通しの良い組織の実現に近づくだけでなく、情報収集効率、業務効率が高まるからです。今回は、コトラ社内での情報共有体制についてお伝えしていきます。具体的には、社内SNSであるWorkplaceの活用についてです。

 

【特集】コトラの「カルチャー」 〜第1回〜

Workplaceは、Facebookが提供している“ビジネス版Facebook”です。2015年に米国でスタートし、日本では17年に上陸。Facebookと同様の操作感であるものの、社内コミュニケーションなどのビジネス用途に特化している点が特徴といわれています。グローバルではスターバックスやウォルマートが導入し、意思決定のスピードアップや業務改善に成功しています(参考:「スタバを変えたFacebookの『Workplace』 日本市場での可能性は?」青柳美帆子,ITmedia)。

 

コトラでは、テーマごとにスレッドを分けてWorkplaceを活用しています。「業界インサイド情報」、「朝会の話とミッション、方針」、「案件・企業担当最適化PJ」、「マーケからのお知らせ」、「管理部門からのお知らせ」、「課外活動」、「業務報告」、「一般」など、複数のグループがあります。例えば、「業界インサイド情報」のスレッドは、各業界に関する情報を共有するために使われています。顧客情報管理の観点から公開対象はコンサルタントに限定されていますが、各コンサルタントは企業や業界の生の情報を収集することができ、日々の業務に役立てています。あるコンサルタントが投稿した情報に対して、別のコンサルタントや社長から関連する別の観点の情報やコメントなどもあり、一人では「点」や「面」に過ぎなかった情報が、立体的、有機的な情報となることも多くあります。同様に「業務報告」においても、コトラではバックグラウンドの異なるメンバーが多いということもあって他のコンサルタントの投稿から学びを得ることも多いですし、周りのコンサルタントや社長から建設的なフィードバックをもらい、業務に活かせることも多いです。

 

「案件・企業担当最適化PJ」では、各案件担当、企業担当が自分の強みである領域や注力している分野でない場合に、案件を他のコンサルタントにGiveします。 どうしてかと言うと、当該分野に強いコンサルタントや注力しているコンサルタントのほうが、顧客に貢献できる可能性が高いからです。顧客に貢献することで、顧客の企業情報や自分の担当領域の求人情報を得やすくなるというメリットもあり、他のコンサルタントと協力して紹介を進めることで好循環が生まれるため、企業担当にとっても案件をGiveすることはメリットとなります。また、動いていない案件や企業は社内で可視化されているため、GiveするコンサルタントにもGiveするインセンティブがあり、Takeするコンサルタントにとっても案件担当となることで成約した場合には収益の一部が自身のコンサルタントとしての収益の評価につながるため、Takeするメリットがあります。結果として、案件担当・企業担当が全体最適となるよう、適宜、情報共有とそれを踏まえた行動がなされています。

 

他にも、「マーケからのお知らせ」では、マーケティング施策等の共有がされています。MAツールの導入の効果から、交通広告、WebページのUI改善、メディア掲載など、マーケ関連の主要情報はここで見ることができます。もしご覧頂いたことがあればイメージの通りなのですが、コトラの広告は非常に印象に残りやすいという特徴があります。結果的に、候補者の方やクライアント企業の方から「そういえば駅でコトラの広告見たよ」と言ってもらえることもあるため、どこに広告が出ているかを頭の片隅に入れておくと役立つこともあります。

 

社内SNSの一例

 

情報共有を大切にしています

このように、情報共有はコトラにおいて極めて重要視されています。適切な情報共有体制は、フラットで風通しの良い組織の実現、業務効率の改善につながります。会議、メール、Slackなどさまざまな情報共有のチャネルやツールがありますが、その一つの、情報共有を加速させフラットなコミュニケーションを創出する場として、社内SNSであるWorkplaceを活用しています。

 

しかし、課題もあります。情報共有の課題としては、たとえばWikipediaを読んだことのある人はたくさんいる一方でページの作成に貢献したことのある人が圧倒的に少数派であるように、提供者と受益者に偏りがあることが挙げられます。情報共有の恩恵を受ける以上、フリーライドすることは望ましくありません。コトラにおいても、メンバー個々人のコミットメントが求められます。具体的には、2019年11月現在、入社後一定期間の新入社員(中途・新卒)は基本的に毎日、他のコンサルタントも週1回以上の「業務報告」スレッドへの投稿が求められています。(ただ、新入社員の場合は、フリーライドの問題の文脈というより、自ら行動を振り返って言語化を行いフィードバックをもらって次に活かすといった、教育的な側面もあります。)

 

各々が全体最適を考えリーダシップを持って情報共有を図る、コトラの考えに共感頂ける方、一緒にコトラの未来をつくりませんか。