コトラのカルチャー

【特集】コトラの「カルチャー」とは?

コトラの「カルチャー」について特集を組むことになりました。コトラ社内の仕組みも含めたコトラの企業文化についてお伝えしていきます。

 

第0回:コトラのカルチャーを知ってもらいたい!

今回、「コトラのカルチャー」の特集を組んで、コトラの「チームワーク」や「協働に向けた取り組み」を紹介していきたいと思います。なぜこのテーマを取り上げたかというと、コトラの強みや入社前後のギャップ(ポジティブギャップ、ネガティブギャップの両方)を情報収集する中で、「働き方」の認識に課題があることがわかったからです。

「どんな会社ですか?」「どんな働き方ですか?」「どんなカルチャーですか?」このような質問に対して、正しく理解していただけるような回答をするのはとても難しいものです。

人材紹介の業務はどのようなイメージでしょうか。例えば人によっては、これまで積んでこられたご経験から、ハイクラス向けの人材紹介の業務は個人商店の集まりだというイメージを強くお持ちかもしれません。ビジネスの特性上、人材紹介はビジネスの起点から終わりまで、個人で完結させることが可能であるからです。

潜在的なコトラメンバーの方々と同じ目線で考えていくためにも、コトラ社内の組織制度や文化をこれまで以上に伝えていく必要があるのではと考えています。人材紹介業未経験の方、人材紹介業経験者の方、金融機関出身者、コンサルティングファーム出身者、メーカー出身者の方、それぞれであたりまえに思っていることにギャップがあります。

 

前提として

コトラは、コトラメンバー同士の「協働」を大切にしています。

実はこの言葉も、話し手と受け手で認識が異なっているかもしれません。例えば、過去に実施されたある適性検査の結果、入社時期が浅い新人社員ほど「先見性」に高い比重をおいていることがわかりました。しかし、実際の行動としては、新入社員ほど段取りが悪く、ベテラン社員の方ほど先を見通して業務を遂行していました。

つまり、入社時期が浅くまだ先を見越すほどの予備知識のない新人社員ほど「先見性」に重きをおいていたのです。人は自分にないものを求めるといいますが、自身の「先見性」に不足を感じているからこそ「先見性」が意識されていただけで、必ずしも本質的な意味で新人社員に「先見性」があったわけではないということです。

何が言いたいかというと、「コトラメンバー同士の『協働』を大切にしている」というのは、私たちがコトラをさらに良くしていこうと現在進行形で取り組んでいることであり、決して完璧な状態であるわけではないということです。その実現のためには、一人ひとりがリーダーシップを発揮していかなくてはいけません。そして、もしかするとあなたもすでにその一人かもしれませんし、将来その一人となるかもしれません。

 

ところで、コトラは「協働」を大切にしているといいますが、そもそもなぜ協力が必要なのでしょうか。

ネアンデルタール人に比べると華奢でひ弱だった私たちホモ・サピエンスの生存戦略は、仲間同士の「協力」であったという話があります。そういった壮大な話は脇に置いて、もう少し手触り感のある話をするならば、「両面の人材紹介の良い点を活かし最高の転職体験を提供するためにも、協力が重要となる」という背景があります。

人材紹介における「両面型(両手型)」とは、各エージェント(コンサルタント)がクライアント企業と候補者の双方を担当している状態を指します。ちなみに、私の知る限り大手人材会社の多くは「りゃんめん」と呼ぶ方が多い(というより「りゃんめん」がデフォルトの)印象があります。一方で、そうした大手のマス向け転職エージェント(人材紹介会社)は一部の部門を除き、企業担当(RA)と候補者担当(CA)に分かれて担当しています。

両面での人材紹介は、企業の採用ニーズを聞いたコンサルタントがその話を直接、転職を検討している方にお伝えできるといった点でメリットがあります。ハイクラスの求人はポジションの数が限られていることもあり業界・企業の情報の重要性が増すことから、ハイクラスの紹介はそもそも両面でなければ成り立たないとも言われています。一方で、一人が企業と候補者を担当することで扱うことのできる求人に限りができてしまい、本来ありえたはずの候補者の転職の機会が減ってしまう(結果としてクライアント企業にとっても採用機会を逃してしまう)などのデメリットもあります。候補者様にとって最高の転職体験をしていただくためには、より良い選択肢をもれなく提供する必要がありますし、企業様の中長期的な成長に貢献する上でも、採用機会を最大化しなければなりません。そのためには、お互いに情報の不足を補い合い、強みを発揮して協力する必要があります。

そして、このことは、コトラメンバーにとっても重要な点となっています。コトラメンバー同士が協働することによって生産性が上がるからです。そのことは、社内の過去データの分析からも裏付けられています。つまり、協働することは、候補者とクライアント企業だけでなく、コトラメンバーにとっても良い影響があるということです。

また、コトラの生産性が上がり収益が増えることは、その分納税額が増えたり投資が増えることにつながります。つまり、コトラの生産性が上がることは、社会に対しても良い影響をあたえます。このように、コトラが社内で「協働」を大切にすることは、単なる価値観やカルチャーの問題ではなく、クライアント企業・候補者・社会にとって「三方良し」のビジネスを行う上でも意義のあることと感じています。

 

【特集】コトラの「カルチャー」とは?

このような背景から、コトラの「カルチャー」の特集を組んで、「コトラのチームワーク」「協働に向けた取り組み」などを紹介していきたいと考えています。目的が明らかとなったところで、今後の連載予定をお伝えしていきたいと思います。

第1回 社内SNSの活用
第2回 朝会の意義
第3回 教え合うカルチャー
etc….

第1回では、コトラ社内での情報共有体制について記載していきます。具体的には、社内SNSであるWorkplaceの活用についてです。第2回は、朝会の意義についてです。コトラでは、毎朝の情報共有会議(コンサルタント)や月曜の活動・パイプライン会議があります。第3回は、教え合うカルチャーという観点でお伝えしていきます。ぜひ一度ご覧ください!